巨人・老川オーナー辞任 不祥事続発で引責「力が及ばず」

[ 2018年7月18日 05:30 ]

相次いだ不祥事を謝罪し、頭を下げる巨人の石井社長(撮影・木村 揚輔)
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 巨人は17日、東京都内の球団事務所で記者会見を行い、老川祥一オーナー(76)の辞任を発表した。6月以降、会員制交流サイト(SNS)での不適切行為や、柿沢貴裕元外野手(23)による窃盗などが発覚。15年の野球賭博事件以降も不祥事が相次ぎ、球団の信用を大きく失墜させたとして責任を取った。

 開始わずか1時間前に報道各社へ記者会見を行う広報連絡が届き、発表された老川オーナーの辞任。一人で球団旗の前に立った石井一夫球団社長は「プロ野球ファンの皆さま、ジャイアンツファンの皆さま、そして国民の皆さまに深くおわび申し上げます」と頭を下げた。

 巨人が絶対に避けなければならなかった不祥事が再発、そして、続発した。今年6月、篠原の裸の動画を河野がスマートフォンで撮影し、SNSに投稿したことが発覚。今季終了までの出場停止と罰金の処分を受けた。今月には柿沢元選手がジャイアンツ球場で阿部、坂本勇ら選手の用具100点以上を盗み、売却していたことで解雇され、窃盗容疑で逮捕された。一部週刊誌では、球団が業務委託していた治療院から派遣されていたトレーナーがわいせつ行為を行い、渋谷署に被害届が出されたことも報じられた。

 17日付で辞任した老川オーナーは、球団を通じ談話を発表。「紀律委員会で不祥事の再発防止の具体策を検討するなど手を尽くしてきたつもりでしたが、力が及びませんでした」と謝罪し「私が身を処することによって、選手、球団職員が一体となって再発防止に取り組んでいってもらいたい」と訴えた。

 野球賭博事件を受け、巨人は15年11月に「紀律委員会」を設置。(1)組織体制の強化、(2)選手指導の改善、(3)禁止行為の制定、を柱に取り組みを進めてきたが、過ちが繰り返された。石井社長は「不祥事を起こさないという気持ちが球団全体に浸透していたのかどうか大いに疑問に思っている」と話した。

 球団は、石井球団社長は月額役員報酬の10%を2カ月自主返納、鹿取義隆ゼネラルマネジャー(GM)兼編成本部長の月額報酬の10%を1カ月自主返納などの処分も決めた。新オーナーは18日にも決定し発表される。信頼回復への道のりは、長く険しい。

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