「阪神初代エース」の若林の長男・忠雄さん「18」背負い、甲子園で始球式

[ 2018年7月17日 18:24 ]

<神・巨>ファーストピッチセレモニーを行う若林忠雄さん  (撮影・成瀬 徹) 
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 阪神の球団草創期からの選手で、初代エースとして活躍した若林忠志氏(1965年他界=野球殿堂入り)の長男・忠雄さん(83=米カリフォルニア州アーバイン在住)が17日、甲子園球場で巨人戦を前にした「ファーストピッチ・セレモニー」に登板した。

 父が背負い、日本のプロ野球で「エースナンバー」と呼ばれるきっかけとなった背番号「18」のユニホーム姿でマウンドに上り、ストライクを投じた。

 セレモニーは忠雄さんが「巨人に勝つところを見たい」と来日来場し、球団が対応して実現。忠雄さんが甲子園球場を訪れるのは、1948(昭和23)年以来、実に70年ぶり。前回は父が阪神の監督兼投手で、自身は甲陽学院中の学生だった。「村上千秋先生(作家・村上春樹の父)や級友と一緒に来た」と記憶している。

 「球場もずいぶん変わったね。昔はよく通ったけど、迷子になってしまったよ。でも、懐かしいね」。当時暮らしていた甲子園六番町や甲子園口の自宅付近も散策したという。

 若林氏は自費で「タイガース子供の会」(現・阪神公式ファンクラブKIDS)を立ち上げ、全国の施設を慰問して回るなど、プロ野球選手の慈善活動の草分け的存在だった。その功績をたたえ、球団では2011年に「若林忠志賞」を設け、チーム内の社会貢献活動を推進している。

 忠雄さんは「父の功績を理解していただいたタイガースの方々に感謝申し上げたい。父は一生懸命やっていました。今の若い選手の方々にも社会貢献の意義を知っていただきたい」と話した。(内田 雅也)

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