阪神ナバーロ、拙守も左腕・内海から先制打 ロサリオ併用で起爆剤に

[ 2018年7月17日 09:18 ]

セ・リーグ   阪神3―4巨人 ( 2018年7月16日    甲子園 )

初回、右前に先制適時打を放つナバーロ(撮影・成瀬 徹) 
Photo By スポニチ

 プロ野球は16日に後半戦が始まり、阪神は巨人に3―4で競り負けて首位・広島から今季最大8ゲーム差へ後退した。「5番・左翼」で先発したエフレン・ナバーロ内野手(32)は先制打を含む3打数2安打2打点。逆転につながる来日初失策を犯した一方、左腕の内海からの2安打で対応力の高さを見せつけた。近くウィリン・ロサリオ内野手(29)を昇格させる可能性も浮上し、両助っ人の共闘が貧打解消への起爆剤となる予感だ。

 同居した明と暗。前だけを向き、上だけを目指すならいまは明るい要素にすがるしかない。ナバーロが初対戦で内海のツーシームを見事に捉えた。初回2死一、二塁から先制の右前打。3打数2安打2打点の結果を残し、後半戦の大きな戦力となる予感を漂わせた。

 「1打席目は(福留、陽川の)ヒットが絡んでのチャンスだったので、プランを持ちながら入れた。いい変化球を投げていたので、大振りせずにセンター返しを心がけていた」

 打席での判断力と、バットコントロールこそが新助っ人のアピールポイントだ。一発長打は少なくとも、粘り強く、味がある。4回は低めのチェンジアップを中前へ。6回1死では2球で追い込まれた後、しっかりと見極めて四球を選んだ。

 左腕からの3打席連続出塁に「スコアラーから情報をいただいて打席に入れたのでありがたかった」と感謝。実はカブス傘下でプレーした今季の3Aでは右投手に打率・281、左投手に打率・400で左腕の方を打っていた。投手の左右に関係なく、先発出場できることを裏付けるデータだ。

 1軍では試合が7日間なく、9、10日は中日との2軍戦で調整。計5打数5安打1本塁打3打点、全7打席出塁で格の違いを見せた。第3打席までを合わせると「実戦10打席連続出塁」。実戦を重ねるたびに状態を上げ、金本監督にも「四球を選んだりしてくれていますし、タイムリーを打ってくれたり」と評価された。

 5試合続けて守った左翼では5回1死一塁から左前打を弾き、来日初失策を記録。逆転につながる手痛い拙守になった。挽回の好機だった8回1死二、三塁では沢村の速球の前に遊ゴロ。打点は付いても「最後の打席のチャンスが生かせなかったのが悔しい。やっぱり勝利が一番なので」と唇をかんだ。

 先発起用にメドが立ったことで注目されるのがロサリオとの併用だ。2失点したマテオが不調で今後、ロサリオと入れ替える可能性もある。N砲の出塁率や勝負強さと、R砲のパワーの共存。両助っ人の長所がかみ合えば、糸井不在でも打線の破壊力は格段に増すはずだ。(山添 晴治)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2018年7月17日のニュース