大リーグ球宴のホームランダービーでハーパーが優勝 ラスト1分で9発の離れ業 最長弾は144メートル

[ 2018年7月17日 12:27 ]

ホームラン・ダービーを制したナショナルズのハーパー(AP)
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 大リーグの球宴恒例イベント、ホームラン・ダービー(出場8選手)が16日にワシントンDCのナショナルズ・パークで行われ、地元ナショナルズの主砲、ブライス・ハーパー(25=1メートル91、100キロ)が決勝でカブスのカイル・シュワーバー(25=1メートル83、197キロ)を19本対18本で退けて優勝。地元の4万3698人のファンを歓喜させて雄叫びをあげた。

 4分間での本塁打数を競いあうホームラン・ダービーでハーパーはフレディー・フリーマン(28=ブレーブス)と、今季22本塁打を放ってブレークしているマックス・マンシー(27=ドジャース)の2人を下して決勝に進出。シュワーバーとの決勝戦では出遅れた形となったが、残り1分でなんと9本を量産し、しかも440フィート(約134・1メートル)以上を2本放ったときに得られる30秒のボーナスタイムを活用。この“延長戦”で1本を放って、先行で18本を記録していたシュワーバーを1本上回った。

 ハーパーは2013年の決勝でヨエニス・セスペデス(当時アスレティックス、現メッツ)に敗れており、その雪辱を本拠地で果たした形。2015年には本塁打王となり、今季23本塁打の平均飛距離は395フィート(約120・4メートル)、最長飛距離は441フィート(約134・4メートル)だった。ホームラン・ダービーでは1回戦から計45本をマーク。決勝での最長飛距離は473フィート(約144・2メートル)だった。

 決勝で敗れたシュワーバーは1回戦からハーパーを上回る55本を記録。決勝での最長飛距離は453フィート(約138・1メートル)だった。

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