球宴強行出場も…糸井 1軍昇格見送り 金本監督「動きはまだまだ」

[ 2018年7月16日 06:43 ]

熊本駅から帰路につ糸井(撮影・大森 寛明)
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 阪神・金本監督は15日、右腓骨(ひこつ)亀裂骨折で出場選手登録を外れている糸井の昇格を先送りにする方針を明かした。

 「まあ動きはまだまだやな。ひねりとか回転とか。切り返しなんかも、ちょっと時間がかかりそうやね。(1軍昇格は)もうちょっと先やな。彼も今は自分自身で、そう(無理と)思っているはず」

 3日に出場選手登録を抹消された糸井は、後半戦が始まる16日からの昇格も視野に入れていた。だから球宴にも強行出場し13日の第1戦では代打として実戦復帰。結果は二飛に倒れたが、試合後には「打撃は全然大丈夫」と頼もしい言葉も残していた。ただ一方で「走」「守」に不安が残っており、16日の昇格は見送られた。

 指揮官は糸井の今後について「そう(後半戦最初の10試合のうちに昇格させたい)やけど、そこはまあ、あまり無理をさせてもな。別のところを痛めるのも怖いし。もともと膝が悪いし」と、まずは治療に専念させる方針を示した。そして「そこ(復帰即先発で行けるくらい)まで上げてほしいね。即スタメン出場できるくらいの状態に、いち早く治してほしい」と続けた。

 優勝するためには、再度の離脱は許されない。今は一日も早い回復を、辛抱強く待つしかない。(惟任 貴信)

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2018年7月16日のニュース