【石川】金沢工・磯上 日本航空石川撃破に「最高です」

[ 2018年7月16日 05:54 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会石川大会2回戦   金沢工5―3日本航空石川 ( 2018年7月15日    石川県立 )

<金沢工・日本航空石川>7回、金沢工・磯上はホームイン
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 激戦の跡を示すように胸の「SHIKO」の文字は泥まみれ。決勝打を放った金沢市工の磯上颯内野手(3年)は、選抜8強の日本航空石川を破った喜びをかみしめた。

 「最高です。家でもずっとバットを振っていたので、信じてやってきて良かった」

 7回先頭で三塁打を放ち、勝ち越しの起点となった。8回表に同点とされた直後、2死一、二塁の好機で重吉の低め直球に振り負けなかった。

 「自分のスイングができた。打った瞬間に抜けると思った」

 左中間を深々と破った打球は、足をつったままプレーしていた二走の山田主将はもちろん、一走の広瀬もホームへ迎え入れる2点二塁打となった。

 昨年秋に、いわゆる野球肘を患い手術。今年の春季大会には間に合ったが、最後の夏を前に「どうしてもレギュラーを取りたかった」。夜10時に白山市の自宅へ帰った後、1時間の素振りを欠かさずスイングを強化。初めて1桁の3番をもらって臨んだ試合で、努力は3安打となって実を結んだ。

 「私学を倒すために練習してきた。絶対に甲子園に行きたいです」

 シード校撃破の勢いに乗って進撃を続ける。

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2018年7月16日のニュース