春８強・日本航空石川が初戦敗退の波乱　シード校・横浜隼人も　履正社、東北はヒヤヒヤ発進

第１００回全国高等学校野球選手権大会 （ 2018年7月15日 ）

＜日本航空石川・金沢工＞３−５で初戦敗退し泣き崩れる日本航空石川ナイン
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　第１００回全国高等学校野球選手権大会は１５日、各地で県大会が行われ、石川大会では、昨夏代表で、今春の選抜８強の日本航空石川が初戦敗退する波乱が起きた。

　２回戦から出場となった日本航空石川は、金沢市工と対戦。３回までに２点をリードしたが、６回に同点に追いつかれると、７回には勝ち越しを許した。８回に同点としたものの、その裏に２点を奪われ３―５で終戦。初戦で３季連続甲子園出場への夢が破れた。同じく、選抜８強入りを果たした星稜は、金沢辰巳丘・金沢向陽・内灘の連合チームに１０―０で５回コールド勝ち。

　また、南神奈川大会では９年ぶりの夏出場を狙う第２シードの横浜隼人が横浜商に５−９で敗れ、初戦（２回戦）で姿を消した。

　秋田大会では、２１世紀枠で選抜に出場した由利工が初戦の２回戦で秋田に２―３で敗れた。

　苦戦を強いられながら初戦を突破した強豪も。北大阪大会では、履正社が２度リードを追い付かれる展開。それでも９回無死二、三塁から浜内太陽外野手（３年）が中前へサヨナラ打を放って、激戦にピリオド。西東京大会の「早稲田対決」は、早実が早大学院に初回に３点を先制され、打線も苦しめられたが、１点を追う８回２死無走者から４連打で逆転。９回にも２本塁打で６点を奪って突き放して逆転発進した。

　宮城大会は、春の東北大会準優勝で第１シードの東北が、大崎中央に終盤まで２点のリードを許したが、８回に集中打で３点を奪い逆転。辛くも３回戦に駒を進めた。滋賀大会は、今春５９年ぶりの選抜出場を果たした膳所が８−７で守山をサヨナラ勝ちで下し３回戦進出を決めた。