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松坂12年ぶり球宴「全力で」真っ向勝負「純粋に勝負できる唯一の機会」

マイナビオールスターゲーム2018第1戦 ( 2018年7月13日    京セラD )

「感謝」と心境を書いたボールを手に笑顔の松坂(撮影・椎名 航)
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 【夢舞台 帰ってきた男たち(1)】「マイナビオールスターゲーム2018」は13日に京セラドームで第1戦が行われる。ファン投票の先発部門で選出された全セの中日・松坂大輔投手(37)は12年ぶりの出場。背中の張りもあり、6月8日以来のぶっつけ先発となる同投手がスポニチ本紙の単独インタビューに応じた。スポニチでは、第1、2戦で11年ぶり出場の巨人・上原浩治投手(43)、7年ぶり出場のヤクルト・青木宣親外野手(36)の独占手記を掲載します。

 ――ファン投票で約40万票を獲得した。

 「体調が万全でない中で、うれしさと驚きがありましたが、同時にファンの方々の思いに応えるためにも、何とか球宴に間に合わせないといけないとの思いがありました」

 ――12年ぶりの出場で球宴に対する捉え方に変化は?

 「(西武)ライオンズにいた時は全球ストレート勝負という気持ちしかなかった。今はどうやって抑えるかですね。少しでも見ている方々の記憶に残ってくれるプレーができればいいですね」

 ――第1戦に先発する。西武・山川が三振か本塁打の勝負を要望している。

 「ある意味、投手にはプレッシャーです(笑い)。“投手不利じゃん”って。ただ、オールスターならではの勝負というものは当然ある。勝ち負けを度外視して純粋に勝負できる唯一の機会。今、僕が出せる全力のボールで向かっていきたい」

 ――真っ向勝負をしたいとの思いはまだ残っているのか。

 「真っ向勝負の捉え方は人それぞれ。自分の持てる力を出して抑えられればいい。でも、若い頃のように直球勝負の話に乗っかってもいいかな。僕の今の直球は(微妙に)動きますけど(笑い)」

 ――今回の球宴で得たいものは何か。

 「僕のためでもあるかもしれないが、チームの若い選手のためになるものを持って帰ってきたい。本来は若い選手が選ばれる成績を出して、他球団の選手と話す機会を自分でつくって、飛躍するきっかけをつかんでほしいと思っている。ただ、今回は(中日の)投手は僕とガルシアだけ。僕が何とか良いものをつかんで、持って帰って伝えたい」

 ――具体的には。

 「姿勢や考え方ですね。僕も球宴、WBC、オリンピックなどで得られる物は大きかったし、きっかけにして成長していく選手を何人も見ている。(技術的には)落ちる球が僕は得意でない。得意としている投手がいれば聞いてみたいですね。菅野はとにかく制球がいいですよね」

 ――西武時代の球宴を覚えているか。

 「1年目は中嶋さんの悪送球で負け投手になった。04年のMVPはナゴヤドームですよね。小笠原さん(当時日本ハム)に試合の途中で“このままいったらMVPおまえだね”と言われたことを覚えています」

 ――2度目を狙う。

 「投手として打たれにいくことはない。抑えにいきたいですし、その中で何かもらえるものがあればうれしい」

 ――打席に立ちたいとの思いは。

 「(首脳陣から)立ってみるか?と言われたら喜んで立ちます。(対戦したいのは)球の速い投手。オリックスの山本選手も素晴らしいですよね」

 ――球宴が開催される大阪、熊本は大地震に見舞われた。西日本豪雨の被害も大きい。

 「言葉にすると軽く聞こえてしまう。映像を見ると言葉は出ないです。その中で、試合を楽しみにしてくれている方がいる。少しでも笑顔になれる人たちが増えるならば…。選手たちで手助けできることがあれば試合前でも何かやりたい」

 ――本来なら前半戦に1回投げ、球宴に向かう形が理想だった。

 「僕は間に合うのだったら、直前の試合でも公式戦で投げたかった。ただ、そこで投げてしまうと中2日、中3日と今の自分では現実的ではない登板間隔になってしまう。球宴のことを前提に登板を考える必要があった」

 ――出場辞退は後半戦最初から10試合出場停止となる(注)。

 「ファン投票であろうが、監督推薦、選手間投票であろうが、選ばれることは選手にとって光栄なこと。ただ今回の僕であったり、ヤクルトの青木選手が頭に死球を受けて脳振とうで試合に出られていない状況が続いていた。無理をしなければいけない状況にある選手には、球宴は多少、重荷となってしまう」

 ――大リーグの球宴との違いもある。

 「僕はメジャーの球宴には出ていないですが、状況次第で投げられない、出場できない選手に対し、メジャーでは簡単に代わりの選手が出る。代役の選手にもチャンスが生まれることは良いことだと思って見ていた」

 ――日本の球宴について考えることは。

 「もう少し(日程的にも)ゆとりがあるといいですね。そして、出られない理由があるのであれば、代わりの選手を選ぶ。もちろんファンの方もさまざまな意見があると思います。しかし、新しいものをつくるのに、慣れるまでは反発はあっても仕方がない。選出されて出たいと思うのは選手なら当たり前。故障などの正当な理由がある選手に対して、ペナルティーを科す必要はないと思います」

 ――前半戦で3勝を挙げ、球宴にも出場する。松坂投手にとって「復活」への意識は。

 「復活という言葉自体があまり好きではない。新しい自分のスタイルをつくり上げていっている途中。どこかでまた方向転換するかもしれないし、今までにない自分をつくっていかなければいけないと思っています」(聞き手・倉橋 憲史、 徳原 麗奈)

 《米では不利な措置なし》大リーグでは前半戦最終戦で先発した投手は登板する義務がなく、故障などで出場しない選手に不利な措置もない。不出場の選手がセレモニーに参加しベンチ入りすることも可能だ。昨年の球宴ではダルビッシュ(レンジャーズ=現カブス)ら4投手が前半戦最終戦先発のため、トラウト(エンゼルス)ら3選手が故障のため出場を回避。左手親指のじん帯断裂で5月下旬から戦線を離れていたトラウトは、後半戦初戦から復帰した。

[ 2018年7月13日 09:30 ]

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