【南埼玉】“埼玉のダル”埼玉栄・米倉 12K完投発進

[ 2018年7月12日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念南埼玉大会   埼玉栄6―2細田学園 ( 2018年7月11日    市営大宮 )

埼玉栄の先発・米倉(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 「埼玉のダル」こと埼玉栄のドラフト候補・米倉が2失点完投。12奪三振とドクターKぶりを発揮したが、2失点を喫し「これでは甲子園に行けない」と厳しい表情だ。

 1メートル83右腕は反省しきりだが、ネット裏から6球団のスカウトが視察。「直球の指のかかりが良くなかった」と立ち上がりは苦労したが、尻上がりに調子を上げた。この日は自己最速にあと4キロの142キロ。要所で低めに決め「直球の質が春から一番成長できた部分」と言った。広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「フォームは文句なし。春よりもいい」と評価した。

 「本家」ダルビッシュを東北時代に指導した若生正広監督は「力は同時期のダルビッシュよりも上」と期待する。98年以来20年ぶりの聖地を目指し、「ここからよくなっていければ」と米倉は力を込めた。

続きを表示

2018年7月12日のニュース