ソフトB12失点惨敗 「1番・柳田」も不発 工藤監督ガックリ

[ 2018年7月11日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―12日本ハム ( 2018年7月10日    東京D )

3回2死 空振り三振に倒れる柳田(撮影・ 久冨木 修)
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 前半戦最後は全てが裏目に出て、ソフトバンクは今季最大の12点差をつけられる惨敗を喫した。「鷹の祭典」のスタート2試合で連敗し、屈辱の4位ターン。11日にロッテが敗れれば3位浮上するが、このままBクラスで前半戦を終えれば5位だった13年以来5年ぶり。この年は最終的に4位に沈んだ。

 非常事態で、試合後は通常の全体ミーティングに加え、投手ミーティングがブルペンで緊急開催された。工藤監督は「点を取られたら、次の投手で最少失点でいこうと決めていた。結果、このようになって、本当に申し訳ない思いでいっぱい」と唇をかんだ。6回途中で先発の武田を見切り、救援6投手をつぎ込みながら、火に油を注ぐばかり。

 打線は“奇策”を講じた。今季2敗を喫した日本ハム先発・上沢を攻略するため、柳田を1番に起用。昨年ポストシーズンでチームに勢いをもたらした切り込み隊長も、この日は4打席無安打。指揮官は「とにかく塁に出れば配球が変わるとデータがあった。僕なりのアイデアを出したけど、うまくいかなかった」と肩を落とした。

 ミーティングに同席した王球団会長は「裏目が出ちゃったね。(2試合連続2桁失点で)20敗くらいの気分だけど、2敗だけだからね」と切り替えの大切さを強調。球宴期間に英気を養い、反撃あるのみだ。

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2018年7月11日のニュース