マエケン 大谷完璧斬り 第2子誕生「ほぼ寝てない」も「凄くパワーをもらった」

[ 2018年7月8日 05:30 ]

インターリーグ   ドジャース2―3エンゼルス ( 2018年7月6日    アナハイム )

ドジャース戦の2回、空振り三振に倒れたエンゼルス・大谷。投手前田(共同)
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 気迫のこもった熱投だった。ドジャース・前田は5回2/3を3安打1失点の結果以上に、大谷に貫禄を示した。

 まずは2回2死。直球2球で追い込み、86マイル(約138キロ)のチェンジアップで空振り三振。1死無走者で迎えた5回には、1ボール2ストライクから93マイル(約150キロ)のインハイ直球で力ない遊飛に仕留めた。完璧に封じた7球。それでも「いい選手。年々成長している。弱点も少ない」と24歳のポテンシャルは肌で感じた。

 どうしても負けられない理由があった。この日の午前6時、早穂夫人(32)が第2子となる男児を出産。「今日は勝ちたかった。生まれた日に投げるというのは今後の人生でも一生ないと思う。いい思い出になりました」。出産に立ち会うため、未明から病院へ3度も出向き無事に出産を見届けた。「ほぼ寝てないです」と振り返りつつ、濃密な長い一日を終えた充実感をにじませた。

 試合開始時、午後7時7分の気温はエンゼルスタジアム開場以来最高の42・2度。「そんなに気にならなかった」という。しかし、わずか64球で5回を投げ終えて2―0で迎えた6回、わずかなほころびが出た。好守備で知られる右腕が、無死一塁から投ゴロをはじき内野安打に。2死満塁から痛恨のボークで1失点した。

 大谷の走塁で自身の勝ち星が消え、チームも逆転サヨナラ負け。それでも、先発としての責任は果たした。「妻も子供も頑張っている。凄くパワーをもらいました」。家族から得た力は、次のマウンドで白星へと変える。 (笹田幸嗣通信員)

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