【群馬】健大高崎17点発進!プロ注目・山下3打点も反省「あそこは本塁打にしないと」

[ 2018年7月8日 13:17 ]

第100回全国高校野球選手権記念群馬大会 1回戦   高崎健康福祉大高崎17―0館林商工 ( 2018年7月8日    上毛新聞敷島 )

初戦から二塁打2本の活躍を見せたプロ注目の山下
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 高崎健康福祉大高崎が3年ぶり優勝へ向けて5回コールド発進だ。16安打17得点の爆勝。プロ注目の高校通算74本塁打の1番・山下航汰外野手(3年)が初回に右翼線二塁打を放ち、一挙5得点の猛攻につなげた。「自分が出て勢いをつけるのがチームの戦い方なので打てて良かった」と振り返った。4回には中堅フェンスにワンバウンドで届く中越え2点適時二塁打を放ったが「差し込まれた。あそこは本塁打にしないといけない」。2安打3打点の活躍でも満足していなかった。

 5月中旬には部内暴力が発覚し、5月24日から1カ月間の対外試合禁止処分を受けた。部内暴力の直後2週間はボールとバットを使った練習も自粛。山下は「もう高校野球ができないと思った」と振り返る。本格的に練習を再開してからは紅白戦で実戦感覚を補い、処分が開けてからは松商学園(長野)、日大三(西東京)などと6試合を重ねた。「大会に出させてもらってうれしい」と感謝を胸に最後の夏に臨んだ。

 DeNAの河原隆一スカウティングディレクターは「タイミングの取り方がうまい。ボールをうまくひきつけて、懐が深い。それでバットも振れるから飛ぶ」。高校通算46号の右越えソロを放った4番・高山遼太郎内野手(3年)も評価し「打つ方は2人とも高校トップクラス」と話した。2人合わせて120発の大砲コンビ。高山の父は広島・高山健一スカウトも視察した。広島、西武でプレーした父について高山は「昔はあこがれだったけど、いまは目標。プロ野球に入ってお父さんを超えたい」と話した。

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2018年7月8日のニュース