さすがの菅野!広島を8回0封11K 防御率&奪三振トップ

[ 2018年7月7日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―0広島 ( 2018年7月6日    東京D )

7回1死三塁、会沢から三振を奪い雄叫びをあげる菅野(撮影・荻原 浩人)
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 巨人の菅野智之投手(28)が6日の広島戦に先発し、8回を6安打無失点で9勝目を挙げた。今季4度目の2桁となる11奪三振の力投。リーグトップの10勝を挙げている大瀬良大地投手(27)に投げ勝ち、プロ6年目で通算70勝に到達した。チームの連敗を2で止め、4位浮上に貢献。絶対エースは防御率に加え、奪三振数でもリーグトップに立った。

 試合開始直前。菅野は、緊張を隠せない大城に声を掛けた。「打たれたら全部自分が責任を取る。思い切ってリードしてくれ」。東海大相模―東海大の3学年後輩と初めて組むバッテリーで、広島打線に立ち向かった。

 序盤から最速152キロの直球で内角を攻めた。今季は平均で30%ほどだったが47%の56球に増やした。負傷時を除いて小林以外と組んだのは16年7月以来で「(大城に)学ぶこともあったし、呼び起こしてくれた」と言った。前回6月28日の広島戦は5回4失点で、チームも同一カード3連敗。打倒・広島へ登板予定をずらし、中7日でこの日に回った。「前回は情けない投球だった。反省を踏まえて一番自信のあるスライダーを生かすためにストレートを投げる」という意図だった。

 8回2死一塁。4番の鈴木を直球2球で追い込み、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。8回を無失点。11三振を奪って挙げた9勝目はプロ通算70勝目だ。「きっちりやり返してくれた。圧倒してくれた」と高橋監督。防御率はリーグトップの2・21。菅野は同2位の大瀬良を「セ・リーグで一番勝っている投手(10勝)」と認め、投げ勝った。

 チームを引っ張る大きな背中。菅野自身もその背中から学ぶ。登板直後に投球時の映像はチェック。「その日のうちに感じたことを見ておきたい」と言う。映像の角度はテレビ中継と同じ、自身の背後から映したもの。「自分にしか分からない微妙な違いがある」と投球フォームの変化を見て、次回登板に生かす。エースの背中を追うのは後輩だけでなく、菅野自身でもある。

 打席でも6回に遊撃手の失策を誘う激走で出塁し、坂本勇の先制2ランを演出。広島に雪辱し、チームの連敗を2で止めた。首位の広島とは7・5ゲーム差。「勝ちたい一心で投げた。何とか3連勝して食らいつきたい。優勝したい」。背中がまた一回り大きく見えた。 (神田 佑)

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