【西東京】東大野球部出身、筑波大駒場・朝木監督 無念の初戦敗退

[ 2018年7月7日 18:21 ]

第100回全国高校野球選手権記念西東京大会2回戦   筑波大駒場4―12都町田工 ( 2018年7月7日    多摩一本杉 )

〈都町田工・筑波大駒場〉ベンチから指示を送る筑波大駒場・朝木監督
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 東京六大学野球リーグで東大初の満塁本塁打を放った朝木秀樹監督(55)が率いる筑波大駒場は7回コールドで都町田工に敗れた。4月に就任した朝木監督は「四死球や失策から走者をためて打たれるという負ける時のパターンが出てしまった。春や秋の大会ではいい試合ができ、修正できたかと思っていたが、今日は修正できなかった。悪い癖が出てしまった。多少のミスは打って返そうというのが自分の目指すスタイルだが、これだけ離されると難しい」と悔しそうに話した。

 昨夏からチームに携わっていたが、別の高校(麻布高校)に勤めていたため、指導ができなかった。今年3月に転職し、4月から本格的に指導を開始。ただ平日は練習に顔を出せないため、選手たちだけで練習。練習試合で見つかった課題を試合後のミーティングで話しながら、選手たちは自主的に練習してレベルアップを図ってきた。

 朝木監督は、愛知県出身で、中学以降は捕手一筋。愛知県立千種高校時代の高3夏の県大会では16強入りし、現ソフトバンク・工藤公康監督を擁した名電高(現・愛工大名電)に敗れた。東大野球部では、元ニュースウオッチ9キャスターの大越健介氏と4年間バッテリーを組み、1984年の秋のリーグ、法政戦で秋村謙宏投手から東大初の満塁本塁打を放った。卒業後は、銀行員として働きながら、息子の少年野球の指導を行い、学校で野球を教えたいと考えていた。そんな時に、筑波大駒場のOBでコーチをしていた大学、銀行員時代の後輩から依頼を受けた。「もともとやりたかったのですぐに飛び付いた」と、4月から正式に監督に就任した。

 初めての夏の大会に敗れ、指揮官は「負けてしまったことがとても悔しい」と無念の表情。2人の息子が野球をやっていたこともあり「(多摩一本杉)球場自体は慣れているつもりだったが、雰囲気が全然違った。選手を集めた試合後のミーティングも悔しくて泣けてきた」と話した。

 同校は偏差値78の都内屈指の進学校。受験勉強のために、夏の大会前に部を去る3年生もいるが、今夏は6人の3年生が残った。指揮官は「3年の指導は難しいが、よく頑張ってくれた。成長を実感した。今後は勉強に打ち込む日々が続く。将来的にリーダーになっていく存在だと思っている。野球部で学んだことを生かしていってくれれば」と強調。今後について「バッティングで打ち勝っていくという方針は変えない。打てないと点は取れないし、打ち勝たないと勝てないということを大学で学んだ。バントなどはさせずどんどん打たせていく。バッテリーや守備の乱れがあるから守り勝つチームを目指すということはしない。あくまで打ち勝つチームを目指していく」と誓っていた。

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