オリックス、誤審問題でコミッショナーに裁定要望

[ 2018年7月6日 17:17 ]

 オリックスは6日、誤審のあった6月22日のソフトバンク―オリックス10回戦について、試合の続行を、プロ野球の斉藤惇コミッショナーに裁定を求めたことを明らかにした。オリックスは誤審があった場面からやり直すことを要望していたが、日本野球機構(NPB)は実施しないと、6月26日に回答していた。

 野球規則では「審判員の判断に基づく裁定については、どのような提訴も許されない」と定めており、NPBは最終判断としているが、オリックスは「審判員の判断そのものへの異議ではなく、リプレー検証制度の適用についての異議である」としている。オリックスの湊通夫球団社長は「プロ野球の信頼を確保するため、応援に来てくれたファンに対してフェアではない」と説明した。

 誤審は3―3の延長十回2死一塁でファウルと判定されたソフトバンクの中村晃選手が放った右翼ポール際への打球をリクエストによるリプレー検証で本塁打に変更。ソフトバンクが5―3で勝ったが、試合後にオリックスの福良淳一監督らが立ち会って映像を見直し、審判団がファウルだったと認めた。

続きを表示

2018年7月6日のニュース