珍しいプロ野球の中止 66年前には観衆グラウンド乱入 新幹線不通の例も

[ 2018年7月6日 16:50 ]

ナゴヤドーム
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 ヤクルトの用具運搬車に到着遅延が発生したため、6日にナゴヤドームで開催される予定だった中日―ヤクルト戦の中止が決まった。中日の球団広報部が発表した。

 荷物の遅延で中止になったのは1979年7月13日の日本ハム―南海戦(後楽園)以来39年ぶり2度目。この時は、東名高速日本坂トンネル火災の影響で道路が渋滞し、南海の荷物が届かなかったため、試合が中止になった。

 そのほか移動や交通機関に関連する試合中止は、新幹線が事故で不通のため移動できずに中止となった1974年9月13日の日本ハム―近鉄戦(後楽園)、南海―太平洋戦(大阪)、阪急―ロッテ戦(西宮)の例や、飛行機の遅延・欠航で中止となった1970年8月21日の東映―西鉄戦(後楽園)、1971年7月24日の西鉄―近鉄戦(小倉)、2004年8月30日のダイエー―日本ハム戦(福岡ドーム)、2007年7月27日のソフトバンク―西武戦(ヤフードーム)などがある。

 交通機関のストライキによる中止は1970年代には毎年のようにあったが、1978年4月26日の近鉄―南海戦(日生)を最後に近年はない。

 また、珍しい例では1952年7月16日の西鉄―毎日戦(平和台)で4回裏に日没中止を宣告しようとした際、観衆がグラウンドに乱入したため中止、1964年7月2日の広島―阪神戦(広島)では前日1日の観客の騒動で破損した箇所の復旧に手間取り中止となったケースなどがある。

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