【注目選手ピックアップ 三重】田中法彦 根尾に負けん!MAX150キロ“菰野の二刀流”

[ 2018年7月6日 07:00 ]

第100回全国高校野球選手権記念三重大会13日開幕

菰野のMAX150キロ右腕・田中法彦
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 史上最多56校が出場する第100回全国高校野球選手権記念大会(8月5日から17日間、甲子園)の地方大会は、すでに火ぶたが切られており、7月7日には南・北大阪大会が開幕するなど全国で本格化する。節目の大会出場に向け、注目選手に迫った。(取材・吉仲 博幸、水口 隆博)

 凜々しい極太の眉はトレードマークの一つだ。「兄弟の中でも自分が一番濃いです。触られたり抜かれたり。雑草のようです」。菰野(三重)“田中3兄弟”の末っ子・法彦(3年)は屈託なく笑った。

 半端ないのは眉毛だけじゃない。うなりを上げる直球も半端ない速さを誇る。昨秋の三重大会地区予選・海星戦で自己最速の150キロを計測。今春の県大会準決勝で惜敗した、いなべ総合学園戦ではタイブレークに突入した延長13回に148キロを叩き出すなど直球は常時140キロ台。スタミナも半端ない。

 打撃でも4番の重責を担う。高校通算本塁打は29(6月末時点)。昨夏の金光大阪との練習試合では3本塁打を放った。「負けている時に流れを呼び込む打撃がしたい」。大阪桐蔭の今秋ドラフト1位候補・根尾ばりの二刀流でチームを加速させる。

 2度の敗戦が最後の夏の原動力になっている。昨夏の三重大会準決勝・津田学園戦で先発したが、2回2/3を6安打7失点と崩れ、先輩の夏を終わらせてしまった。昨秋の同3回戦・三重戦は1―3で競り負けた。その三重は今春選抜で4強入りを果たした。「僅差で負けた三重が選抜で準決勝に進んだ。自分たちが勝っていれば…」。その先の言葉はグッと飲み込んだ。

 2歳上の長男・大輔さん、1歳上の次男・和師さんも同校野球部出身。2016年は3人で甲子園を目指したが、届かなかった。「兄2人の思いも背負って戦う。戸田監督に甲子園初勝利を届けたい」。08年以来10年ぶりの夏切符、その先につながる聖地初勝利を目指す夏が始まる。

 ◆田中 法彦(たなか・のりひこ)2000年(平12)10月19日生まれ、三重県川越町出身の17歳。川越北小1年から川越北野球少年団で野球を始め5年から投手。川越中では三重川越ヤングに所属。菰野では1年秋からベンチ入りし2年秋から背番号1。最速150キロにスプリット、スライダー、カーブを操る。50メートル走6秒3。1メートル72、81キロ。右投げ右打ち。

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