復調が求められる 巨人の守護神・カミネロ

[ 2018年6月27日 09:40 ]

巨人・カミネロ
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 巨人の守護神・カミネロに安定感が出てこない。1点差、2点差などでマウンドに上がると、ひやひやしながら観ているファンも多いのではないだろうか。ここまで19試合に登板し1勝1敗、11セーブ。防御率は4・91まで跳ね上がっている。

 象徴的だったのは交流戦最終戦の17日のロッテ戦。1―0の9回から登板。クローザーとして役目を果たす最高の舞台のはずが、安打に四球が絡んで逆転サヨナラ負けを喫した。「調子は良かった」と振り返ったが、チームは8勝10敗で交流戦の負け越しが決まった。手がかかっていた3カード連続勝ち越しも逃す結果に。あまりにも痛い敗戦となった。

 昨季は29セーブをマークも、課題のセット時の投球がいまだにクリアになっていない。走者を背負うと、途端に調子を崩す。まだ1敗ながら、防御率は4点台。この数字が状態を物語る。「調子が良い悪い関係なく、負けてしまうのは起こり得る。自分がやるべき球を投げ切れなかったことが敗因だと思う」と自己分析をしている。

 6月中旬には育成選手のアダメスと支配下選手契約を結んだ。ドミニカ共和国出身で、最速157キロの直球とシンカーが武器。記者会見では「契約してくれたジャイアンツに感謝の気持ちでいっぱい」と恩返しの活躍を誓った。2軍では19試合に登板し、1勝1敗11セーブ、防御率2・18と結果を残してきた。

 今季はカミネロだけでなく、マシソンも本来のパフォーマンスまでにはない。まずはビハインドの展開で場数を踏み、そこで結果を出し続けていけば、アダメスが勝利の方程式を担う可能性だってある。その期待値の高さを表すように、支配下登録された当日に1軍昇格を果たしている。

 エースの菅野に、それに次ぐ山口俊。この両投手にけん引され、交流戦では先発陣が整備されていた。最後にバトンを受けるカミネロの復調が待たれる。「助っ人」という点では、ゲレーロもコンディション不良と不振により2軍で調整中。カミネロには「助っ人」という呼称にふさわしいような、活躍ぶりが求められている。(記者コラム・川手 達矢)

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