ギータ 文句なし決勝17号 工藤監督「祈っておりました」

[ 2018年6月25日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4オリックス ( 2018年6月24日    京セラD )

<オ・ソ>延長12回1死、柳田は右越えソロを放ち、右手を上げながら走りだす(撮影・井垣 忠夫)
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 リクエストやリプレー検証の心配はない。ソフトバンク・柳田の文句なしの一撃は右翼席中段に消えた。4―4で迎えた延長12回1死。フルカウントからの6球目、甘く入ったフォークを完璧に捉える決勝の17号ソロだ。

 「変化球だったので間が合った。うまく反応できた。チーム一丸となって12回をみんなで戦って、勝ちにつながって良かった」

 6月10日の中日戦で2本塁打して以来となる一発。6回、10回には二塁打を放ち、3安打全てが長打だった。「最近、長打が打ててなかったので、良いきっかけにしたい」とうなずいた。

 今月8日の中日戦で右太腿裏を痛め、翌9日の同戦から9試合は足への負担を軽減するために左翼や右翼で先発出場したが、もう問題はない。10回1死満塁では三塁走者として長谷川勇の浅い中飛で本塁に突入。中堅手の武田の好送球に阻まれ勝ち越しのチャンスを逃したが「思い切って走った」と全力疾走を披露。23日は雨天中止となり、宿舎でトレーナーのマッサージを受けたこともあり「トレーナーのおかげです」と笑った。

 工藤監督は「さすが4番という一発を打ってくれた。(柳田に)祈っておりました。打ってくれて、さまさまです」と拝んでみせた。本塁打はトップの西武・山川に1本差に迫り、打率・349はリーグ3位、打点52は同4位につける。

 チームの今季最長となる4時間42分の死闘を制して3連勝。3ゲーム先を行く首位・西武追走へ、4番がさらに加速する。 (後藤 実穂)

 ▼ソフトバンク・二保(12回を3者凡退で10年目で初セーブ)どんな形でもアウト3つ取れれば良いと思っていた。僕にセーブがついただけ。自分が壊すわけにはいかなかった。

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2018年6月25日のニュース