守護神ドリスぶち壊し…阪神644日ぶり単独最下位 今季ワースト5連敗

[ 2018年6月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6―11広島 ( 2018年6月24日    甲子園 )

<神・広>9回1死、鈴木(奥)に満塁本塁打を浴びるドリス(撮影・北條 貴史)
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 阪神は24日の広島戦(甲子園)に6―11で敗れ、1分けを挟み今季ワースト5連敗を喫した。借金も最多6に膨らみ16年9月18日以来、644日ぶりの単独最下位となった。

 最大5点差を追いついた粘りは、いったい何だったのだろう…。同点で迎えた9回、4万6727人が詰めかけたスタンドには、虎党の怒号とタメ息が飛び交った。その視線の先にあったのは、マウンド上で、うろたえるドリスの姿だった。

 「力もなければバランスも崩れて、情けない投球になってしまった。次、頑張ります」

 体調不良で14日に出場選手登録を外れ、この日から1軍復帰した守護神が中14日のマウンドで独り相撲を演じた。先頭の西川に二塁打を浴びると、続く代打・堂林の三塁線への送りバントを一塁へ悪送球…。わずか8球で決勝点を献上した。さらに四球と申告敬遠で1死満塁とし、鈴木にはまさかの満塁弾を被弾。1死しか奪えず降板を余儀なくされた。

 ただ、ドリスに同情の余地があるとするなら、それは「試合の流れ」だろう。登板直前の8回に打線は1死満塁の絶好機を作り出したが、福留、糸井が凡退し勝ち越し点を奪えなかった。野球は流れのスポーツ。球場内に漂った落胆ムードも、乱調の一因かもしれない。

 天国から地獄への行き来をベンチから見届けた金本監督は、努めて淡々と敗戦を振り返った。まずは「まあ、もちろん(打線が反発力を見せただけに勝ちたかった)」と短い言葉に悔しさを凝縮。背信投球を見せた守護神には「どうだろうな、それ(ドリスが登板間隔があきすぎたこと)は。今までも中10日とかあったけど。今年ちょっと(悪送球が)多いよな。投内連係ができていない。まさか、それが決勝点とはね」と首をひねり、8回の攻撃に関しては「まあ結果的に言えば、そう(8回1死満塁の無得点が響くことに)なったかもしれんけど」と多くを語らなかった。決して感情を露わにすることはなかったが、その行間には落胆の色がにじみ出ていた。

 単独最下位となり首位・広島とのゲーム差は今季最大を更新する7・5に広がった。終わってみれば、疲労感だけが重くのしかかる3時間58分だった。(惟任 貴信)

 ≪644日ぶり≫阪神は今季初の5連敗でワースト更新の借金6。同率で並んでいたヤクルトが勝ったため、16年9月18日以来644日ぶりの単独最下位となった。今季の広島戦は3勝8敗で5月11日のマツダから5連敗。甲子園の3連戦で全敗は16年7月8〜10日以来2年ぶり、カード5連敗もこれを挟む5月22日から7月23日にかけて9連敗を喫して以来。首位・広島とは7・5ゲーム差となり、5月20、21日時点の7ゲームを上回る最大差となった。

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