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木田画伯 あのクモ男事件の一戦、勝利投手は僕でした 原さんのアドバイスが効いたな〜

「クモ男事件」で原さんのアドバイスに感謝
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 日本ハム・木田優夫GM補佐(49)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、交流戦で訪れた広島での思い出について。巨人時代の90年の広島戦で試合中にファンの一人がバックネットによじ登った「クモ男事件」。その試合に先発したのが木田GM補佐でした。ハプニングで広島の先発・川口和久投手(58=現評論家)がリズムを崩し、巨人が勝利。勝ち投手になったことは28年たった今も忘れていません。

 今年の交流戦はジャイアンツ、カープ、ベイスターズの試合が相手側の球場で行われました。その中で、カープとの3連戦は1試合が雨天中止となりましたが、3日間ともチームに同行していました。チームと一緒に広島に行くのは16年日本シリーズ以来です。試合後にはスタッフと広島のお好み焼きも食べてきましたが、もちろん広島での思い出はお好み焼きではありません。

 もうだいぶ昔の話しになるので今のマツダスタジアムではなく、前の広島市民球場での話ですが、ある試合で急にファンの人がバックネットに上りだしたことがありました。この事件は「クモ男事件」として球界でも有名です。先日、あるテレビ番組でご本人が登場してその試合のカープの先発ピッチャーだった川口和久さんと会って謝罪していましたが、実はこの試合で川口さんと先発で投げ合ったのが僕でした。

 そのときのことを思い出すと、クモ男がバックネットに上りだして選手もみんなベンチやグラウンドから見上げていたので、僕も同じように様子を見ていました。すると、それを見ていた原辰徳さんが近くに来て「木田、おまえは投げているんだから、ずっと上を向いていたら疲れるし、奥に行って休んでいろ」と声を掛けてくれました。

 当時、僕は1軍に上がって2年目でまだ経験が浅く、こういう出来事からリズムを崩すことを心配してくれた原さんの優しいアドバイスだったと思います。その試合は結局、僕が勝ち投手になりました。原さんのアドバイスのおかげでした。

 この事件のクモ男ご本人もその後、しっかり反省されて事件自体もテレビで取り上げられていますが、プレーの妨げになるような行為は慎んでいただき、野球をより大勢の方に楽しんでもらいたいと思います。(日本ハムGM補佐)

 ◆クモ男事件 90年5月12日の広島―巨人戦(広島市民)。6回表の巨人の攻撃前、全身黄色い服に身を包んだ男性がバックネットを登り、垂れ幕3本をネットに掛け、発煙筒をたくなどした。約9分後、男性は降りてきたところで警察官に威力業務妨害の現行犯で逮捕。NHKテレビの全国中継の放映開始時間を狙っての行為だった。試合はこの事件の直後、広島の先発・川口がリズムを崩して巨人が6回に追加点を奪って勝利。勝ち投手は4安打1失点で完投した木田だった。

[ 2018年6月20日 19:39 ]

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