阪神 能見 抑え起用プラン浮上 香田コーチ「状況を見ていってもらうことも出てくると思う」

[ 2018年6月19日 05:30 ]

阪神・能見
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 阪神の能見が、抑えとして起用されるプランが18日、浮上した。中継ぎに転向して十分な結果を残している左腕。香田投手コーチが、重圧のかかる最終回のマウンドにも送り出す可能性を示唆した。

 「(能見がセーブ機会で投げることに)可能性はある。(9回は)球児を固定というわけじゃないから。状況を見て、能見にいってもらうことも出てくると思う」

 開幕から守護神を務めてきたドリスが体調不良のため、札幌遠征中だった14日に出場選手登録を抹消された。リーグ2位の16セーブを挙げていた助っ人の穴を埋めるべく、16日の楽天戦はクローザー経験のある藤川が1点リードを守って675日ぶりのセーブをマーク。ただ、同コーチの言葉にもあるように、藤川の連投が続いたり、左打者が並ぶ場面では背番号14の投入もあり得るということだ。

 能見は、中継ぎとして5日に1軍再昇格すると、4試合に登板して計5イニングを無失点と慣れないポジションにも苦戦せず好投。香田投手コーチも「(能見は)よくやってくれている。もっと、いろいろな状況で見てみたい」と目を細める。

 チームのために、身を粉にして腕を振るベテランが、覚悟を決めて試合も締めくくる。

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2018年6月19日のニュース