DeNA・飯塚 今季7度目先発で初勝利 本拠地初の勝利に「新鮮な気持ち。素直に嬉しい」

[ 2018年6月18日 22:54 ]

交流戦   DeNA4―2西武 ( 2018年6月18日    横浜 )

<西・D>4回無死一塁、外崎を併殺で抑え、明るい表情を見せる飯塚(撮影・木村 揚輔)
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 DeNAの飯塚が今季先発7度目にして初勝利を挙げた。さらに本拠地の勝利はプロ初で「新鮮な気持ち。素直に嬉しい。(初の)お立ち台は気持ちよかった」と喜んだ。

 「直球には力強さを感じていた。高さをだけを間違えないように、とにかく低くという気持ちで投げた」

 5安打5四球で毎回の走者を背負う苦しい投球だったが、4併殺でピンチを切り抜けた。ラミレス監督も「きょうの勝利をエンジョイしてほしい」と目を細めた。

 突然訪れたチャンスだった。もともと15日のイースタン・リーグのヤクルト戦で先発予定だったが、雨天中止になった。すると、ウィーランドが腰痛を訴えて出場選手登録を抹消され、飯塚に白羽の矢が立った。「チャンスをもらえたことが嬉しかったし、まだツキがあるなと思った。やってやろうという気持ちだった」。15日に登板していれば巡ってこなかった、1軍のマウンドで結果を出した。

 4年目で自身初の開幕ローテーションに抜擢されたが、好投しても勝ち運にも恵まれないなど0勝4敗。「(2軍では)何で勝てないのか考えていた」。リードした状況で降板しても、中継ぎ投手が逆転される試合もあった。この日も6回以降は「中継ぎのみなさんを信じて応援するだけだった」と振り返った。時間がかかったが、やっと手にした今季1勝目。ツキに見放され続けた右腕が、主力の故障で急きょ巡ってきたチャンスで「持っている男」であることを証明した。

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2018年6月18日のニュース