牧田、3Aで1回を無安打無失点 2四球を悔やむ「それさえなくなれば」

[ 2018年6月17日 14:37 ]

 パドレス傘下3Aエルパソの牧田和久投手(33)が16日(日本時間17日)、本拠でのカージナルス傘下3Aメンフィス戦に7回から2番手で登板。1イニングを打者5人に対し無安打無失点、2四球に抑えた。

 先頭のトバールは速球2球で一ゴロ。続くアロザレナは外角低めへ59マイル(約95キロ)のスローカーブで前へ誘い出し、直後に79マイル(約127キロ)の速球で差し込ませ右飛に打ち取った。緩急差32キロを生かして仕留めた。

 そこから2者連続四球と走者をため、この日唯一人の左打者シュロックを迎えた。ただここも無難に二ゴロで切り抜け、格の違いを示した。

 13日のアスレチックス傘下3Aナッシュビル戦での2回1安打無失点に続き、2試合連続無失点とした。

 「無駄な四球が2つあったので。それさえなくなれば、順調かなとは思いますね」と牧田。これで3Aでは6試合で0勝1敗、防御率2・45となった。

 メジャーではここまで19試合に投げ、0勝1敗、防御率6・55。1日に傘下3Aに2度目の降格となった。ただ5月下旬にはドジャース戦での3回パーフェクトを含め、3試合連続無失点。最後の5月29日マーリンズ戦は0/3回を2安打1失点と記録上はなったが、いずれも打ち取った当たりが味方外野手のまずい守備や、ビデオ判定で覆るきわどい打球など運にも味方されなかった。手薄な先発投手の昇格のため、ベンチ入り25人枠の都合上登録を外れた側面が濃い。

 「毎回こういう結果を出して当たり前でないといけない。マイナーで完璧な成績を収めて、何でここにいるんだというぐらいでないと、メジャーではやっていけないと思う。上に行ってもそうですが、毎試合チームのために必死にやった結果がついてくると思う」

 試合は3番のカルロス・アスアヘ内野手のサイクル安打の活躍もあり、13―1の大差で快勝。牧田は好投の余韻に浸るまもなく、次へと視線を向けた。(エルパソ・後藤 茂樹)

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2018年6月17日のニュース