阪神ナバーロ 今月中1軍デビューあるぞ ロサと強力オーダー視野

[ 2018年6月16日 05:30 ]

阪神と合意したナバーロ
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 阪神は15日、エフレン・ナバーロ内野手(32=カブス傘下3A)の獲得を発表した。近日中に来日し、会見に臨む予定。ナバーロは今季、3Aで打率・310、4本塁打、29打点の中距離打者で、金本監督も起爆剤として期待を寄せた。早ければ今月中にも1軍デビューを果たす。

 貧打にあえぐ猛虎打線に、待望の起爆剤が加入した。この日、正式に「阪神ナバーロ」が誕生。ナバーロ本人は「非常に体の調子がいいので、早く日本に行きたい。今の体の調子を落とさないうちに来日したい」と意欲を示しているという。

 金本監督も「もちろん」と打線の起爆剤として期待を寄せる新戦力。すでに映像は確認済みで「中距離ヒッターかな。そんなブンブン振り回すような打者には見えない」と印象を語った。起用法については「マテオ(の復調状態)も関係してくるけど、今の打線の状態だと、ロサリオが上がってきても野手2人は十分にありえる」と言及。助っ人野手2人を並べる強力オーダー形成を視野に入れた。

 本人の希望通り、近日中に来日予定。谷本修球団本部長は「新たな競争がチーム内に生まれると思うので、今後、戦っていく上においてチーム力の底上げに貢献してくれると期待しています」と加入効果を見込んだ。07年のドラフト50巡目(全体1450位)入団からメジャー昇格を勝ち取った、たぐいまれなるハングリー精神の持ち主。同本部長は「自分で努力を重ねてメジャーに上がってきた人間。辛抱強さ、我慢強さにも期待している」と続け、新天地での成功要素を見いだした。

 今季、メジャーでは4試合出場、打率・167ながら、3Aアイオワでは48試合出場、打率・310、4本塁打、29打点。球団幹部は「最速なら行けるかもしれません」と今月中に1軍デビューを果たす可能性も示した。2軍調整中のロサリオが復調し、ナバーロも期待通りに働けば…。金本阪神にはまだ、大きな伸びしろがある。(惟任 貴信)

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2018年6月16日のニュース