中日 小笠原 2カ月ぶり2勝目「序盤に直球を印象づけられた」

[ 2018年6月14日 05:30 ]

交流戦   中日6―3楽天 ( 2018年6月13日    楽天生命パーク )

ウイニングボールを受け取る中日・小笠原(撮影・篠原岳夫)
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 勝った喜びよりも悔しさが上回った。中日の小笠原は13日の楽天戦(楽天生命)で6回1/3を2失点で2カ月ぶりの白星となる2勝目。ただ、4―2の7回1死一、二塁のピンチで救援陣に助けを求め「厳しい場面で降板してしまったので、中継ぎの投手に申し訳ない。悔しいです」と反省の弁が口をついた。

 勝てなかった2カ月、黒星の中にも収穫はあった。5月11日の巨人戦。東海大相模の先輩・菅野との投げ合いに敗れたものの球界を代表する右腕の直球を打席で受け「これが本物の直球か」と速さ、キレ、質の高さを体感した。

 開幕投手ながら2軍落ちも経験したが、投球の原点である直球の大切さを見つめ直し、この日は2回に144キロで今江を空振り三振。「序盤に直球を印象づけられた」と手応えを口にした。

 左腕の奮闘でセ・リーグ6球団で1人勝ちし、最下位ながら2位までわずか1ゲーム差。大混セを抜け出すには若き力は必要不可欠だ。

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2018年6月14日のニュース