巨人 判定に泣かされる 高橋監督 微妙判定に「あの1点が重くなってしまった」

[ 2018年6月14日 05:30 ]

交流戦   巨人2―4ソフトバンク ( 2018年6月13日    ヤフオクD )

7回無死一塁、ソフトバンク・塚田のスイングに対して球審の飯塚(中)確認をする高橋監督 左は宇佐見(撮影・荻原 浩人)                                                                                                                                                                                 
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巨人が判定に泣かされた。勝敗を左右する大事な場面だった。勢いを削がれて連勝は3でストップし、借金も3に逆戻り。高橋監督の言葉にも「(判定によって)場面がとてつもなく違ったところ。あの1点が重くなってしまった」とさすがに怒気がこもっていた。

 無理もない。問題の場面は2―3と1点を追う7回の守備時に起きた。先発・今村が投じたフォークがワンバウンドし、ハーフスイングした塚田のバットに当たった。ボールは一塁ベンチ付近まで転々とした。この間、一塁走者は一気に三塁を陥れた。

 途中出場の捕手・宇佐見は当然ながら「ファウルだと思います」と飯塚球審に主張したが、判定はスイングだった。たまらず高橋監督もベンチを出たが、判定は覆らなかった。これで塚田は空振り三振となり、場面は1死三塁のまま試合続行。迎えた上林にスクイズを試みられ(記録は投前安打)、試合を決める4点目を失った。

 繰り返し流れたテレビの映像では、ボールがバットに当たっていることがはっきりと見て取れた。審判も人。当然ながら間違いはある。指揮官も「審判がそうだと言ってしまうとそれまでなんだろうけど」と一定の理解を示しつつ「あれ(バットに当たった球を)を宇佐見に(後ろにいかないように)止めろというのはかわいそうな話」と嘆いた。「頭ごなしやもんな。(審判団)4人で集まるとか。協議して(判定が)変わらんなら、まだ分かるけどな」とは村田ヘッドコーチ。後味の悪さが残る、あまりにも痛い敗戦となった。(川手 達矢)

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2018年6月14日のニュース