16年甲子園V腕・今井、松坂以来19年ぶり快挙 6回1失点で初登板初先発初勝利

[ 2018年6月13日 21:31 ]

交流戦   西武7―4ヤクルト ( 2018年6月13日    メットライフD )

<西・ヤ>6回を投げ終え中村とグータッチをかわす西武・今井 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武の今井達也投手(20)が13日、2年目で待望のプロ初勝利をマークした。本拠のメットライフドームで行われたヤクルトとの交流戦で1軍初登板初先発。6回で112球を投げて6三振を奪い、5安打1失点(自責0)の好投でチームの連敗を3で止めた。西武の投手がデビュー戦で先発勝利を記録するのは1999年4月7日の日本ハム戦(東京D)で勝った松坂大輔投手(現中日)以来19年ぶり。

 今井は初回、1番の荒木を外角のスライダーで見逃し三振に仕留め、初回、2回と2イニング連続で3者凡退。3回に3安打を集中され味方の失策絡みで1点先制を許したが、味方打線は4回に外崎、メヒアの2者連続ソロ本塁打であっさり逆転に成功すると、6回には3つの押し出し四球などで4点を追加した。今井は5点リードに変わった7回のマウンドを2番手・ヒースに譲って降板。リリーフ陣は8回に3番手のワグナーが2点を失い3点差に迫られたが、8回には浅村の適時打で1点を追加して最後まで逆転は許さなかった。

 今井は作新学院(栃木)のエースとして2016年夏の甲子園でチームを優勝に導き、同年ドラフト1位で西武に入団。ルーキーイヤーの昨季は右肩痛の影響もあって1軍登板はなかった。今年2月には未成年喫煙が発覚し、4月末まで対外試合出場停止などの処分を受けたが、処分解除後は2軍で4試合に先発し2勝1敗、防御率2・52の成績を残していた。

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