2年前の甲子園V腕・今井、6回1失点で降板 初登板初先発で初勝利なるか

[ 2018年6月13日 20:26 ]

交流戦   西武―ヤクルト ( 2018年6月13日    メットライフD )

<西・ヤ>ヤクルト戦に先発した西武・今井(撮影・白鳥 佳樹)
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 西武の今井達也投手(20)が13日、本拠のメットライフドームで行われたヤクルトとの交流戦でプロ2年目にして1軍初登板初先発。6回を5安打1失点(自責点0)に抑え、勝利投手の権利を持って降板した。

 初回、1番の荒木を外角のスライダーで見逃し三振に仕留め、初回、2回と2イニング連続で3者凡退という好発進。3回に3安打を集中されて1点先制を許したが、味方打線は4回に外崎、メヒアの2者連続ソロ本塁打であっさり逆転に成功した。

 5回の先頭・藤井の左翼への大きな当たりを栗山がフェンス際でジャンプして好捕するなどバックにも助けられた今井は5回で6三振を奪う力投。2四球を与えたが、6奪三振のうち半分の3つが見逃し三振と制球力の高さを見せつけ112球を投げ切った。

 さらに、6回裏には源田のタイムリーや3つの押し出し四球などで4点を加え、6−1とリードしてマウンドをヒースに譲った。今井は「落ち着いて投げられました。最少失点で何とか抑えられてよかったです」とコメントした。

 今井は作新学院(栃木)のエースとして2016年夏の甲子園でチームを優勝に導き、同年ドラフト1位で西武に入団。ルーキーイヤーの昨季は右肩痛の影響もあって1軍登板はなかった。今年2月には未成年喫煙が発覚し、4月末まで対外試合出場停止などの処分を受けたが、処分解除後は2軍で4試合に先発し2勝1敗、防御率2・52の成績を残していた。

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