ソフトB 武田 “松坂魂”を手本に「大事なところで踏ん張れるか」

[ 2018年6月12日 05:51 ]

<ソフトバンク練習>笑顔でキャッチボールする武田(撮影・岡田 丈靖)
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 “松坂魂”をマウンドで体現する。ソフトバンク・武田は11日、福岡県筑後市のファーム施設でダッシュなどを行い、きょう12日の巨人戦(ヤフオクドーム)先発に備えた。

 4年連続の交流戦最高勝率へ絶対に落とせないカード初戦。手本とするのは、自分の前に球団で背番号18をつけていた中日・松坂だ。8日の対戦で序盤からピンチを背負いながら5回1失点、今季3勝目につなげた踏ん張りに目を見張った。

 「ヒット3本打たれても“ホームを踏ませなきゃいいよ”みたいな気持ちで投げられるのは、さすが」

 松坂の肝が据わった投球をつぶさに観察して「僕はヒット2本で点が入っちゃう」と感服。「気持ちの問題。大事なところで踏ん張れるか」と背番号だけでなく“平成の怪物”のマウンド度胸も継承する構えだ。

 5月は4試合に先発し2試合連続完封後に連敗。「コースを狙ったり、欲が出た。もっと勝負していい」。状態の良さが裏目に出た形で、修正点は理解している。倉野投手統括コーチからも「打者を抑えるところを純粋に表現してくれれば」と背中を押された。

 遠征中に中継ぎ待機も経験。「中継ぎの大変さが分かる。なおさら長いイニングを投げたいと思う」。先発の役割を全うし、チームを勢いづける。

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2018年6月12日のニュース