楽天“雨のち晴れ”接戦制した!藤田がリプレー検証V弾

[ 2018年6月8日 08:20 ]

交流戦   楽天5―4巨人 ( 2018年6月7日    東京D )

8回1死、藤田の打球はリプレー検証の結果ホームランになりベンチに迎えられる(撮影・篠原岳夫)
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 雨のち晴れ――。楽天は7日、巨人に5―4で競り勝った。7回に岡島豪郎外野手(28)の飛球で本塁打かどうかと三塁クロスプレーについて、リプレー検証と梨田昌孝監督(64)によるリクエストが同時に行われる前代未聞の珍事。いずれも判定は覆らなかったが、同点の8回に藤田一也内野手(35)の右翼ポール際の飛球では再度リプレー検証となり、判定が覆って勝ち越しソロとなった。

 4―4の8回。2番手・上原の137キロ直球を叩いた藤田の打球は右翼ポール際へ飛んだ。ファウルの判定に右翼席の巨人ファンから大歓声が起きた。打った藤田も「持ってないな」と肩を落としたが、楽天ベンチから梨田監督が飛び出した。

 「ポールに滑ってはじいた感じがあった。一塁コーチの真喜志も藤田も“あれっ?”ていう顔をしたから」

 このアピールはリクエストではなく、審判団にリプレー検証を促す形となり、判定が覆る。勝ち越しの2号ソロ。藤田は「監督がすぐ出てくれてよかった。ファーストの阿部さんも(リプレー検証中に)“たぶん当たってる”と言ってくれていた」と大喜びした。

 判定を巡るドタバタ決着には伏線があった。5回に巨人・田中俊の二塁内野安打が梨田監督のリクエストでアウトに覆った。そして7回だ。右中間フェンス最上部に当たる打球で、岡島は一気に三塁を狙ったがクロスプレーでアウトになった。

 梨田監督は「(フェンス上の)柵に当たっていたように見えたし、三塁の判定もあった」とリクエストした。このときは審判の判断で本塁打判定は「リプレー検証」、三塁クロスプレーは「リクエスト」として扱った。柵に直接当たっていれば本塁打だったが、結果はフェンスに当たっていたためインプレー。三塁も野手のタッチが先と判定され、両方とも「失敗」していた。

 藤田の勝ち越しアーチはリクエスト、リプレー検証合わせて4度目のチャレンジ。リプレー検証は本来、審判団の判断で行うものだが、指揮官の執念が、試合の結末を動かしたのは間違いない。

 最下位に沈む中で、巨人戦は三木谷浩史球団オーナー(53)が3夜連続観戦。御前試合を2勝1敗で勝ち越し、岸の通算1500奪三振も白星で祝えた。「ややこしい当たりが多かった。勝って(オーナーも)喜ばれたと思います」。梨田監督のお疲れ顔に勝利の充実感が漂っていた。 (君島 圭介)

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