トヨタ自動車東日本 悲願の都市対抗初出場!大谷の兄・龍太は2点目につながる犠打決める

[ 2018年6月6日 17:53 ]

<都市対抗野球第2次予選東北大会決勝 トヨタ自動車東日本・日本製紙石巻>都市対抗野球初出場を決め歓喜する大谷(中央)らトヨタ自動車東日本ナイン(撮影・沢田 明徳)
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 第89回都市対抗野球大会の東北地区2次予選・第一代表決定戦は6日、岩手県営野球場で行われ、トヨタ自動車東日本が4−2で日本製紙石巻を破り、初出場を決めた。

 エンゼルスの大谷翔平(23)の兄でコーチ兼任の龍太外野手(30)は「1番・左翼」で先発出場。

 4打数無安打だったが、1−1で迎えた3回の第2打席では、2点目につながる貴重な投犠打を決めた。試合終了の瞬間には、涙をあふれさせ「申し訳ないんですけど2死くらいからウルウルしていた。7年やってきてやっと全国の舞台に出られる」。初の都市対抗へ「これがスタートだと思っている。まずは全国で1勝できるように頑張りたい」と語った。

 三鬼賢常監督(56)は「苦しい試合をものにできた。地元(岩手)開催で勝てて良かった。東北の代表として頑張ってきます」。

 大谷と花巻東時代のチームメートで当時主将だった大沢は「9番・三塁」で2安打2得点の活躍を見せ「先頭で回ってくるケースがほとんどだった。良い結果につながってくれて良かった。大樹(花巻東同期で日本製紙石巻の3番手で登板した小原)とは連絡を取っていた。高校3年の夏に決勝で負けた球場(岩手県営)でまたこうしてできるのは縁がある。明日(7日の東北第2代表決定戦で)勝って出場を決めてほしい」とエールを送った。

 トヨタ自動車東日本は2012年4月に「関東自動車工業硬式野球部」として新規登録された。トヨタ自動車のグループ会社再編を受け、8月にチーム名を「トヨタ自動車東日本硬式野球部」へと改称した。

 日本製紙石巻は7日に行われる第2代表決定戦で、七十七銀行と対戦する。

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