福留 糸井に負けじつなぎ役3安打5出塁「後ろに後ろに、と」

[ 2018年6月3日 05:30 ]

交流戦   阪神10―5西武 ( 2018年6月2日    メットライフD )

<西・神>9回1死、福留は右越え二塁打を放つ(撮影・岩崎 哲也)
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 前夜1日の積極的休養から3番に戻った阪神・福留が、3安打1打点と気を吐いた。2四死球を含む計5出塁と「つなぎ役」としても機能し、糸井の6打点をアシストした。

 「みんな、俺が何とかしようと思ってやっていると思う。状態が悪い時でも、ゲームに出ている以上は何とかしないといけない」

 初回1死二塁では中前打で好機拡大し続く糸井の先制右前打につなげた。3点を追う5回2死二塁では中前適時打で、反撃のノロシを上げた。糸井と適時打の競演は実に4月28日広島戦以来だった。

 6回2死一、三塁では2番手の左腕・野田のボールを粘り強く見極め、糸井の満塁弾をお膳立て。「(四球は)後ろに後ろに、という意識だった。(打線全体も)今日だけに限らず、みんなそういうことは思っているだろうしね」と汗をぬぐった。

 9回1死からは、この日の締めくくりと言わんばかりの右越え二塁打を放ち今季初となる2桁得点の口火も切った。3安打は5月24日ヤクルト戦以来。ここ一番で、頼れるキャプテンも復調気配を感じさせた。(惟任 貴信)

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2018年6月3日のニュース