巨人・岡本 4番初打席で左翼5階席特大10号 07年阿部以来4人目

[ 2018年6月3日 05:30 ]

交流戦   巨人2―3オリックス ( 2018年6月2日    京セラD )

<オ・巨>2回、岡本は左越えにソロアーチを放つ(撮影・奥 調)
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 巨人89代4番として結果は出したが、岡本に笑顔はなかった。延長12回の末、今季2度目のサヨナラ負け。チームの全2打点を叩き出しながら「負けたら意味がありません」と言った。

 伝統球団の4番に「まさか自分が打つとは思わなかった」と驚いたが「やることは変わらない」と挑んだ。2回の第1打席。山岡の147キロ直球を完璧に捉えた。左翼5階席への特大10号ソロ。球団の4番での初打席本塁打は07年阿部以来、4人目の快挙で「内角寄りのボールをうまく回転して打つことができた」と振り返った。

 1点を追う8回には1死二塁から、内角球に詰まらされながら右前へ一時同点の適時打。高橋監督は4番起用の意図を「話せば長くなるから今度話すよ」とけむに巻いたが、好調を維持する岡本は開幕から6番→5番→3番と打順を上げ、95年の松井秀喜以来となる21歳で抜てきされた。

 指揮官は「いいホームランだった。(適時打も)チャンスでもしぶとい一本が出た」と評価。白星には届かなかったが、鮮烈な4番デビューだった。 (神田 佑)

 《07年阿部に次ぐ4人目》岡本(巨)がプロ初の4番で先発出場。巨人89代目の4番として第1打席で本塁打を放った。巨人4番初試合で本塁打を放ったのは16年アンダーソン以来11人目で、初打席に限ると69年柴田勲、76年ジョンソン、07年阿部に次ぐ4人目となった。また、岡本は高卒4年目の21歳11カ月。ドラフト制以降で高卒4年目までに巨人の4番を務めたのは95年の松井秀喜(21歳2カ月)以来23年ぶり2人目となった。

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