開成出身1年生右腕・東大の奥野 神宮デビューで1回2失点 慶大下す

[ 2018年6月2日 12:00 ]

東京六大学春季フレッシュリーグ   東大7―5慶大 ( 2018年6月2日    神宮 )

神宮デビューを果たした東大の1年生右腕・奥野
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 東大の右腕・奥野雄介投手(1年、開成)が6回から2番手で登板し、「神宮デビュー」を果たした。4点リードでマウンドに上がり、最速133キロを計測。2点差まで追い上げられたがなんとかリードを守り切った。「あまり緊張はしなかった。勝てたのは良かったけれど、個人的には先頭に死球を出したりしたので悔しい内容。良い意味で開き直るという開成の教えをきょうは体現できなかったので(開成時代の)監督には怒られてしまうかも」と苦笑いした。

 開成時代も投手で3年夏は背番号10。「野球がしたくて東大を目指した。東大に行けば開成出身でも甲子園で活躍した人たちと対戦できる」。高校野球引退後は猛勉強して文科3類に現役合格を果たした。「東大で野球するんだという目標があったから勉強を頑張れた。受験勉強中にも東大が勝ち点をとったりして、すごく励みになりました」。

 入学当初はなかなか体がついていかなかったというが、練習に耐えて念願の神宮のマウンドに立った。憧れは日本ハム入りした宮台康平。「コーナーにしっかり決められるように頑張りたいし、プロを目指したい」と力を込めた。

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2018年6月2日のニュース