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九州最後の切符獲った西部ガス、注目したい都市対抗での香田監督采配

<第89回都市対抗野球大会九州地区予選>第2代表を決め喜ぶ西部ガス(撮影・中村 達也)
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 勝てば天国、負ければ地獄。この表現が当てはまるのが、社会人野球の都市対抗予選だと思う。12年から4年間、アマ野球担当をしていた頃、5月から6月にかけて、代表決定戦をよく取材した。最後の1枠を争う決定戦となれば、試合後のベンチの雰囲気は文字通り対照的になる。

 3枠から2枠に減った今年の九州地区の最後の切符をつかんだのは、西部ガスだった。駒大苫小牧で夏の甲子園連覇の実績を誇る香田誉士史(よしふみ)監督は、昨秋からチームを率いて、今回が初の予選。出場を決めた瞬間の男泣きする姿に、試合の重みを感じた。

 創部4年目で初めて都市対抗に出場した15年に、西部ガスのグラウンドに行った。専用の寮はなく、クラブハウスも小さな2階建てのプレハブ小屋だった。当時の杉本泰彦監督(現東洋大監督)は「誰からも愛される野球部」をモットーに、活動理念に(1)人間力の向上(2)仕事と野球の両立(3)地域への貢献、を掲げていた。香田監督は当時はコーチ。「高校野球と社会人野球は全然違いますよ」と繰り返していたことを覚えている。

 あれから3年。都市対抗出場を決めた6月1日付のスポニチ西部版紙面には香田監督の談話が載っていた。「高校とは全然違う。死神ではないですが、1回負けたあと、下からはいつくばって勝つ醍醐味(だいごみ)がある」。高校にはない、敗者復活戦を勝ち上がった末の都市対抗切符だった。

 甲子園と東京ドーム。球場は異なるが、全国の舞台で選手の力を引き出すすべを持つ香田監督が、どんな采配を見せるか。89回目を迎える都市対抗は、7月13日に開幕する。(記者コラム・川島 毅洋)

[ 2018年6月2日 10:00 ]

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