今秋ドラフト候補の151キロ右腕・引地擁する倉敷商 宇部工と初戦 中国大会2日開幕

[ 2018年6月2日 09:00 ]

今秋ドラフト候補の151キロ右腕・引地
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 高校野球の春季中国大会は2日に山口県で開幕する。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・引地秀一郎投手(3年)擁する倉敷商(岡山1位)は初戦で宇部工(山口1位)と対戦する。

 今春の岡山大会で3年ぶり8度目の優勝を決めた倉敷商。名門を引っ張るのは、最速151キロ右腕の引地だ。岡山大会決勝・関西戦こそ出番はなかったが、準々決勝の岡山商大付戦で7回0封。準決勝・興譲館戦は完封勝利を収めた。計2試合の登板で許した安打はわずか5本。圧巻の16回無失点でチームを中国大会へ導いた。

 ことし1月に同校OBの星野仙一氏が死去。引地は“闘将2世”として注目を集める存在だ。「尊敬しています」と話す、偉大な先輩。中日時代の投球を動画で見たこともあるといい「自分も気持ちを奮い立たせるタイプです」とその姿を重ね合わせている。

 夏をにらんだ前哨戦となる今春の中国大会。引地は「夏まですべての大会で負けない。投げる時は抑えるだけです」と腕をぶした。節目の100回を迎える今夏。“2代目燃える男”が真夏の本番へ弾みをつける。

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2018年6月2日のニュース