大谷5回1失点 5勝目ならずもメジャー自己最速163キロ 降雨中断も泰然 

[ 2018年5月31日 11:03 ]

ア・リーグ   エンゼルス―タイガース ( 2018年5月30日    デトロイト )

エンゼルス先発の大谷(撮影・大塚 徹)                                         
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が30日(日本時間31日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に先発。5回3安打1失点でマウンドを降りた。4回を投げ終わった時点で雨脚が強まり、試合は22分の中断。再開後も緊張感を切らすことなく好投を続けたが、勝敗は付かなかった。

 4勝目を挙げた20日のレイズ戦以来、中9日での登板。当初は中6日で27日のヤンキース戦に先発し、田中将大投手(29)との投げ合う見込みだったが、その後、首脳陣が二刀流調整による負担を考慮し、この日にずれ込んだ。

 初回、直球がワンバウンドになるなど指に引っ掛かる場面が目立ち、先頭のマルティンにいきなり四球。2、3番は抑えたが、4番・マルティネスを2ストライクから再び四球で歩かせると、続くグッドラムに中前適時打を許し、1点を先制された。

 初回は制球に苦しむ中、23球を擁したが、2回から復調し10球で3者凡退。3回は1死から二塁打を許しながらも、3番・カンデラリオ、4番・マルティネスの中軸を打ち取り無失点で切り抜けた。

 4回、3者凡退に抑えたところで雨脚が強まり、試合は中断。22分後に再開し、迎えた5回。四球と二塁打を浴びて2死二、三塁としたが、カンデラリオをメジャー自己最速163キロの直球で投ゴロに仕留めピンチを脱した。

 1−1の6回表途中で2度目の中断となり41分後に再開。6回のマウンドには2番手・ベドロジャンが上がった。大谷は5回83球を投げ、3安打5奪三振1失点、3四球だった。

 打線は1点を追う3回、2死二塁から4番・プホルスの中前適時打で同点。4、5回は先頭打者を出したが追加点に結びつかなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月31日のニュース