パナソニック・吉川12K2失点完投 12球団スカウト熱視線

[ 2018年5月31日 19:24 ]

社会人野球・都市対抗近畿2次予選・第2代表決定トーナメント1回戦   パナソニック7―2NTT西日本 ( 2018年5月31日    京セラドーム大阪 )

 パナソニックが第2代表決定戦に駒を進めた。今秋ドラフト上位候補の吉川峻平投手(23)が12三振を奪い、7安打2失点で完投。打線も3回まで毎回得点するなど投打がかみ合った。

 最後の打者を空振り三振に仕留めると、吉川はグラブをポンポンと叩きホッとした表情を浮かべた。

 「初見の相手で1、2巡目は打ち損じに助けられた。シンカーもあるけど、ストレートもあると思ってくれた方がいい」

 自らの代名詞とも言えるシンカーだけに頼らなかった。自己最速へあと2キロに迫る146キロの直球を軸にファウルでカウントを稼ぎ、カーブやカットボールで緩急をつけるなど、視察した12球団のスカウトを前に好投が光った。

 北口正光監督は「完投したいと言っていたし、プライドを見せてくれた」と大一番を1人で投げきったエースを称えた。

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2018年5月31日のニュース