大リーグ機構 「飛ぶボール」の調査レポート公開 空気抵抗にわずかな変化

[ 2018年5月25日 09:53 ]

グラウンドに置かれた大リーグ公式球 (AP)
Photo By AP

 大リーグ機構は24日、増加傾向にある本塁打の要因がボールの構造の変化によるものではないとの見解を示した。

 同機構は物理学の教授などによって構成された調査委員のレポートを公開。それによると、大きさや重さ、反発係数などのボールの構造に明らかな変化は見られなかったが、ボールへの空気抵抗に関してはごくわずかな変化が認められたとのこと。ボールの空気抵抗は2015年から小さくなり、これは本塁打の増加し始めた時期と重なるという。

 ただ、なぜボールへの空気抵抗が小さくなったかについては解明できなかったとされており、「飛ぶボール」の謎を完全に突き止めるまでには至らなかったようだ。

 大リーグでは本塁打が2015年の後半戦から増加。同年の前半戦は1試合平均1・90本だったが、後半戦は2・17本となり、16年は2・31本、昨季は2・51本にまで増え、シーズン史上最多となる6105本の本塁打が記録された。

続きを表示

2018年5月25日のニュース