大谷 勝負強さも本物!得点圏打率.476はメジャー1位

[ 2018年5月25日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―4ブルージェイズ ( 2018年5月23日    トロント )

 打って、走って、大逆転!エンゼルスの大谷翔平投手(23)が23日(日本時間24日)、ブルージェイズ戦に「5番・DH」で出場。自己ワーストの11打席連続無安打で迎えた9回の第5打席で、1死満塁から同点2点打を放った。

 直後にメジャー初盗塁を決め、2点勝ち越しを演出。得点圏打率・476は20打数以上の打者ではメジャー1位で、二刀流は勝負強さも本物だ。

 いつものようにベンチの中で構えをつくりタイミングを計った。打席に向かう前の、最善の準備。大谷の勝負強さには理由がある。1―3の9回、1死後の3連続四球で、満塁で打順が回った。1ボールからの2球目。クリッパードの外角チェンジアップに目いっぱい手を伸ばした。

 「(四球が続いた後で)必ず甘い球が来ると待っていたけど、きっちりボールゾーン。想定していなかった」

 先端に当たり、バットは折れた。それでも右腕一本で中前へ。「ああいう安打は技術どうのこうのではなく、食らいついた者勝ち。飛んだところも良かった」。前夜は最後の打者として打ち取られた相手抑え投手から、起死回生の同点2点打を奪った。

 「満塁で回ってくるというので試されている感じがあった。四球を3つ取ってくれて(ベンチで)何十球(23球)も球を見られた。そういうところで安打につながった」

 気迫で上回り、観察力もさえた。続くシモンズの初球に自らの判断で二盗。走者一、三塁で二塁カバーに回れない相手の前進守備を冷静に確認していた。「僕がしっかりつなぎさえすれば大量得点になる」との思惑通り、シモンズの中前2点打で二塁から生還。その裏に1点差に迫られただけに、5点目が大きくものを言った。

 勝負どころで力を証明している。得点圏打率・476は、20打数以上の打者ではマチャド(オリオールズ)ら強打者を抑えメジャートップに立つ。ただ、5回、7回には得点圏に走者を置いて凡退した。「再三のチャンスを僕がつぶした」と、悔しさを11打席連続無安打で迎えた最終打席にぶつけた。

 怒とうの16連戦の2戦目。大谷にとって初の東地区の遠征で初勝利を挙げた。切れ味を増す二刀流は「こういう展開で勝ちを拾えるのはチーム全体として力がないとできない。改めて自信にしていい勝ちかなと思う」と価値ある白星を喜んだ。(トロント・奥田 秀樹通信員)

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