中村紀洋ら擁した大阪・渋谷 強豪も同等と思って戦う「等身大の野球」

[ 2018年5月23日 09:47 ]

渋谷校の中にある歌碑
Photo By スポニチ

 【甲子園の詩を訪ねて】 作詞家の故阿久悠氏は1979〜2006年にスポニチ紙上で、夏の甲子園大会を題材とした「甲子園の詩」を連載した。作品の中には、甲子園出場校に石碑などとして残されているものがある。全国の「甲子園の詩」をたずねた。

 激戦区・大阪で公立最後の出場を果たしたのが90年の渋谷。近鉄などで活躍した中村紀洋らがおり初戦の2回戦で宇部商に延長10回惜敗したが「シブタニ」の名を広めた。

 「等身大の野球」と題した歌碑は校内中庭にある。市木嵜竜登主将も「入部当初に見た。実力を発揮できれば勝てると解釈した。部員にも(強豪でも)同等と思って戦おう」と話しているという。13年から指揮を執る上嶌伸次監督は前任校の箕面東で野球部長を務めた際に、甲子園出場時の監督だった長谷至康(現箕面東監督)の下で指導を学んだ。「恩返しできれば」と「甲子園1勝」を目標にチームづくりに励む。

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