大谷 苦境のチーム救う力投「勝ちに結びついて良かった」 本拠地総立ちで称賛

[ 2018年5月21日 11:34 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―2レイズ ( 2018年5月20日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ>8回のピンチをしのいだアンダーソン(右)を迎える先発・大谷(撮影・大塚 徹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は20日(日本時間21日)、レイズ戦に先発し、7回2/3で6安打2失点、9三振を奪い、4勝目(1敗)を挙げた。メジャー移籍後最長イニングの7回2/3を投げ、同最多110球の力投で、今季ワースト5連敗中だったチームを救った大谷は試合後、充実の表情で「勝ちに結びついて良かった」と話した。

 大谷は3回、9番フィールズに初球の直球を捉えられて左中間に先制ソロを運ばれたが、その後は6回まで12人連続アウトに斬る快投を披露。メジャー移籍後初めて8回のマウンドに上がった大谷は9番フィールドに右翼線二塁打を打たれると、暴投で三進を許して内野ゴロの間に追加点を献上。2死からウェンデルに右前打を打たれた場面でマウンドを降りたが、救援が後続を断って追加点を許さなかった。

 試合後、「連敗中に勝てて良かったなと思います。結果的に先制点は許しましたが、その後長い回をしっかり投げられた。勝ちに結びついて良かったなと思います」と話した大谷。「調子は良くなかったが、悪いなりにゲームをつくっていけたというのは良かった。結果的に最後、8回途中まで投げられたのも良かったと思っています」と振り返った。

 8回2死一塁での降板となったが、「今日はいい流れで降りられた。内容うんぬん別として、勝てる確率の高い降り方だったと思います」。本拠地のファンも総立ちで力投を称え、大谷も帽子を取って声援に応えていた。

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