浦和学院 連覇へ好発進、プロ注目右腕・渡辺 5回途中5Kに収穫

[ 2018年5月20日 19:13 ]

第70回春季高校野球関東大会2回戦   浦和学院5―2千葉黎明 ( 2018年5月20日    千葉県野球場 )

<浦和学院・千葉黎明>今季公式戦初先発したプロ注目の浦和学院・渡辺
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 浦和学院(埼玉1位)が千葉黎明(千葉4位)を下し、連覇へ向けて好発進した。身長1メートル90のプロ注目右腕・渡辺勇太朗投手(3年)が今季公式戦初先発で4回1/3を3安打2失点、5奪三振に抑え「久しぶりの公式戦で50点から60点くらいで納得いかないけど、投げられたのは良かった」と振り返った。

 最速145キロ右腕は、3月に右肘を痛め、今春の県大会はベンチを外れた。「悔しい思いをした。早く投げたいと思っていた。関東大会で投げられないと、夏一本になってしまう」と話す。今大会に間に合い、先発で勝利に貢献。森士監督は「万全じゃないけど、投げられたのは収穫。夏に向けて柱の投手が投げてくれたら」と期待を込めた。

 昨年9月から体重は11キロ増え、87キロになった。現在は球速よりも球の切れを意識して8割程度の投球だが、夏に向けて「体重を90キロにして150キロ出したい。夏に合わせていきたい」と話した。好きな投手はエンゼルス・大谷翔平投手。大谷の長身から投げ下ろす投球にあこがれる右腕が、最後のシーズンの一歩を踏み出した。

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2018年5月20日のニュース