金本阪神 深刻貧打 11戦連続1桁安打「4安打では点が…」

[ 2018年5月20日 06:28 ]

セ・リーグ   阪神2―3中日 ( 2018年5月19日    ナゴヤD )

<中・神>浮かぬ表情で引き揚げる金本監督
Photo By スポニチ

 阪神は19日の中日戦に2―3で敗れ、再び借金2に後退した。低空飛行が続く打線が、この日も4安打2得点と精彩を欠いた。金本知憲監督(50)が就任後ワーストタイの11試合連続1桁安打で、9試合連続3得点以下という深刻な貧打状態。これではベンチも、打つ手がない…。

 「足を使っても、その後がな…。打つ方が4安打か。なかなか4安打では点が取れないわな。(相手先発ガルシアは)コントロールもちょっと逆球が多いし、球が動くし(的が絞りづらかった)ね」

 初回から深刻な「貧打」を露呈した。プレーボール早々、ガルシアが2者連続四球。チャンスをくれたようなものだった。1死一、三塁から糸井の二盗で二、三塁とし、打席にはロサリオ。絶好の先制機で、まず4番復帰の主砲が一、二塁間深くに二ゴロを放ち、先制点を挙げた。なおも2死一、三塁。だが…。大山も四球を選んで2死満塁から、糸原が見逃し三振。相手がくれたチャンスで1本も安打を打てず、わずか1点しか奪うことができなかった。

 3回にも好機を逸した。1死一、二塁。果敢に初球攻撃に出たロサリオが144キロのツーシームを引っかけ、最悪の6―4―3併殺に倒れてしまった。完全にリズムを崩した打線は、8回までゼロ行進。9回にロサリオの中前二塁打を皮切りに1点を返したが、時すでに遅しだった。

 「取れる時に取らないと。初回に1点を取った後ね」と片岡ヘッド兼打撃コーチ。序盤の2度の好機で4番に期待される決定的な一打を打つことができなかったロサリオは「1本出たのはよかったけど、結果が出るようにやっていくしかない」と言葉を絞り出した。

 「まあ明日です、明日」と指揮官。終わったことを悔いるよりも気持ちを切り替え、打開策を模索する。

続きを表示

2018年5月20日のニュース