花咲徳栄・野村 逆転導く52号 米国生まれの“ジェームス”

[ 2018年5月20日 05:30 ]

第70回春季高校野球関東大会1回戦   花咲徳栄14―9専大松戸 ( 2018年5月19日    千葉県 )

<花咲徳栄・専大松戸>高校通算52号ソロを含む3安打3打点と活躍した花咲徳栄・野村
Photo By スポニチ

 第70回春季高校野球関東大会が19日、千葉県野球場などで開幕し、1回戦3試合が行われた。昨夏甲子園覇者の花咲徳栄(埼玉2位)は専大松戸(千葉3位)に14―9で逆転勝ち。今秋ドラフト候補の野村佑希内野手(3年)が高校通算52号の右越えソロを含む3安打3打点と活躍した。20日は2回戦8試合が行われる。

 最後の一押しが効いた。3―6の3回に野村が右越えソロ。逆方向への反撃の一発に「詰まったけど押し込んだ。逆方向を意識して練習している」と手応えを口にした。初回無死満塁でも「長打は必要ないので芯に当てればいける」と中前へ運ぶ2点打。5回の中前打も含め、3安打はいずれも初球打ち。4番の積極打法が打線に勢いを与え、専大松戸との打ち合いを制した。両親は日本人だが、米国生まれでミドルネームは「ジェームス」。昨夏の甲子園でも4番として打率・520、2本塁打、6打点で優勝に貢献した。三塁手だが、投げても最速146キロを誇り「150キロを目指したい」と意気込む。中日の中田宗男アマスカウトディレクターは「来た球を素直に打っている。そうはいない素材を持った選手」と評価した。 (渡辺 剛太)

続きを表示

2018年5月20日のニュース