金本監督 恵みの雨 4連敗水に流し「気持ち入れ替えて」

[ 2018年5月14日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神―広島(雨天中止) ( 2018年5月13日    マツダ )

<広・神>傘を手に球場に向かう金本監督
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 嫌な思い出は水に流す――。阪神・金本監督は13日の広島戦が雨天中止となったことを前向きにとらえ、仕切り直す方針を示した。

 「悪いことは忘れてスッキリと、気持ちを入れ替えてやっていかないと、われわれも。地元に帰るしね」

 この日で苦手とする巨人、広島とのビジター2カードが終了。1勝4敗と大きく負け越し、目下4連敗中と負の連鎖を断ち切れないチーム状況で、分が悪いマツダスタジアムでの広島戦が流れてくれた。言わば、「恵みの雨」が降り注いだこのタイミングこそが、仕切り直しをはかる絶好機というわけだ。

 心強いデータも不振にあえぐ金本阪神の背中を押す。今季、雨天中止明けの試合は3戦3勝と無類の強さを誇っている。そして、そのすべてにメッセンジャーが先発している。今回も15日のDeNA戦にはメッセンジャーの投入が決定的。ということは、確率上では100%、連敗が止まる計算だ。

 「(植田は)きょう(先発で)行く予定やったよ」と話したように、体調不良のため11日の広島戦から2試合続けて欠場を余儀なくされた植田が15日から戦列に復帰する。2試合連続で1番起用している江越、前日12日にプロ1号本塁打を放った板山も状態を上げており、苦しい台所事情の中で若手は元気だ。心機一転、チーム一丸で低迷打開をはかる。(惟任 貴信)

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2018年5月14日のニュース