阪神 ローテ再編 15日はメッセ、秋山は体調優先

[ 2018年5月14日 05:30 ]

<広・神>両手で大きなボールを投げるメッセンジャー
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 「再進撃ローテ」が編成された。借金1と乗り切れない猛虎。再び貯金を増やし、首位広島を追走するべく、先発順が再編されることが13日、分かった。

 15日のDeNA戦は、ここ2週間、火曜日を任されていた秋山ではなく、中5日でメッセンジャーを投入。2枚看板の登板日をずらし、段階的に別々のカードに投げさせる可能性が浮上した。

 「諸事情がありますんで。彼(秋山)の状態は問題ない。完投、完投と来てくれていますし、その流れでいきたいところもありますが、あえて間隔を空けることもあります」

 雨天中止となった13日の広島戦の練習後、香田投手コーチが説明した。阪神の先発投手はほとんどが登板の2日前にブルペン入り。この日にブルペンに向かったのは“順番通り”の秋山ではなく、メッセンジャーだった。今後の戦いを中、長期的に見据えた上での措置で、この日の中止も想定済み。予定通りの再編成だ。

 「きょうの雨も多少は予想できたので。そういうことも含めて、前もって監督とも話していました」

 香田コーチが“諸事情”と話したように、狙いは複数ある。秋山は1日のDeNA戦で1失点完投、8日の巨人戦では127球の熱投で今季チーム初の完封勝利を飾った。絶好調なだけに使い続けたいところだが、疲労もたまる時期。金村投手コーチは「その前に間隔を空けて投げた時も良かったので。彼のコンディション優先です」と話した。

 5月に入ってからは秋山とメッセンジャーが続けて投げるローテ。安定感抜群の二人が同カードに固まると、どうしても他方のカードが手薄になる。4連敗中でもあり、大型連敗を避けるためにも二人の登板日を離したい意向もあるようだ。

 この日に先発予定だった岩貞は、16日のDeNA戦が有力。秋山は17日の同戦か、18日の中日戦の見込みで、17日に投げた場合でも、その後は週後半のカードに回る可能性が高まった。

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2018年5月14日のニュース