ソーシア監督、大谷の「リアル二刀流」解禁に言及「9月以降になったら考える」

[ 2018年5月14日 10:38 ]

<エンゼルス・ツインズ>会見で満面の笑みをこぼす大谷(右は水原通訳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)の「リアル二刀流」起用について、将来的な解禁の可能性をマイク・ソーシア監督が口にした。ア・リーグ本拠の試合で登板時、DHを解除して打席に立たせることはないのか?との問いに答えた。

 「そのシナリオについて考えたことはある。現時点ではDHなしでは戦力的に不利になる。彼はマメの影響で2回や、球数が多くて5回1/3で降板したこともあった。今のベンチではその状態になると戦えない。9月以降になったら、考えるかもしれない」と話した。

 大リーグの登録枠25人は、日本の1軍枠28人より3人少ない。その影響で、この日も試合開始時点でベンチに残る野手は、控え捕手リベラ含め3人だけ。仮に大谷が早期降板してしまった場合、投手の打席のたびに代打を送ることはできず、大きな不利として響く。

 ただ9月以降はベンチ入り枠が40人に拡大される。マイナーから多くの有望選手を呼び待機させることが可能で、戦術の幅も広がる。アクシデントなどの早期降板後も、次々と投手の打席に代打を送ることもできる。

 大谷は日本ハム時代には、日本最終登板となった昨年10月4日のオリックス戦に「4番・投手」としてDHを解除して出場するなど、交流戦以外でも何度かリアル二刀流出場を果たしてきた。DHのないナ・リーグ本拠でのインターリーグ(交流戦)での登板時は当然打席に立つが、投打の好調がシーズン終盤まで続けばDH解除でのリアル二刀流が見られるかもしれない。

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2018年5月14日のニュース