大谷、納得の103球「三振を取るところで取れた」 同点走者残しての降板「悔しい」

[ 2018年5月14日 10:20 ]

<エンゼルス・ツインズ>6回2死三塁、ロサリオを空振り三振に抑えほえる大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が13日(日本時間14日)、本拠地アナハイムで行われたツインズ戦に先発、今季4勝目はならなかったが、圧巻の奪三振ショーを披露した。メジャー移籍後最多103球の投球内容に納得の表情を浮かべながらも、同点走者残しての降板には「悔しい気持ちの方が強かった」と悔やんだ。

 この日は6回1/3で103球を投げ、3安打1失点で11三振を奪った。見せ場は1点をリードした6回、この日初の四球と暴投で無死二塁となったが、ケプラーを右飛、エスコバルを二ゴロに打ち取ると、最後はロサリオを空振り三振。インコース低めへの会心のスプリットにロサリオのバットが空を切ると、大谷は思わずグラブを叩いて気合の雄叫びをあげた。

 試合後は「しっかり三振を取るところで取れました。安打の打球も比較的打ち取っている打球が多かった。いいところに攻められたと思っています」と投球内容に納得の表情。「(11三振は)気持ちよく投げられる感覚を(捕手に)つくってもらっている」と仲間への感謝を忘れなかった。

 7回1死からモリソンに四球を与え、投球数がメジャー移籍後初めて100球を超えたところで交代が告げられた。しかし、二番手のベドロジャンが連打を浴びて、モリソンが生還、大谷の今季4勝目の権利は消えた。

 降板時は悔しさと安ど感とどちらが強かったかを問われ「悔しい気持ちの方が強かったです。同点になるべくしてなった回だと思っているので。前から何度も言ってますが、降り方がすごく大事なので。そういう意味では、いい降り方ではなかったと思っています」と同点のランナーを残しての降板を悔やんだ。

 エンゼルスは9回1死二塁からコザートがサヨナラ適時打を放ち、連敗を2でストップした。大谷は「連敗後にしっかり勝てたのはすごい大きいかなと思います。サヨナラ勝ちでいいリズムができるんじゃないかなと思うので、いい勝ちだったなと思っています」とチームの勝利を喜んだ。

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